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KiNARI vol.30
特集「マイペース」
速さや効率が求められる時代のなかで、 自分のペースを崩さずに続けてきた人たちがいる。 それは派手に抗うことでも、流れに逆らうことでもない。 信じられるやり方を、信じられる速度で積み重ねてきただけだ。 本特集では、ものづくり、装い、アート、 そして身体の回復までを通して、 " マイペース " な生き方の現在地を描く。 急がず、ぶれず、続けること。 その静かな強さに、 これからのヒントがある。
表紙&インタビュー NENE(ラッパー)


プレイスタイルから、時計が気になることも。
TUDOR × Charlotte de Witte プレイに惹かれ、着こなしにも目が留まる。そうなると、腕時計まで気になってくるものです。〈チューダー〉の新たなアンバサダーに就任した、シャーロット・デ・ウィッテ。その腕元にご注目。 ダークでミニマルなテクノを持ち味とする、DJ・プロデューサーの彼女。世界的な音楽フェス「Tomorrowland」では、女性テクノアーティストとして初めてメインステージのクロージングを務めました。自身のレーベル「KNTXT」と「Epoque」も主宰。音楽を生み出し、届ける場まで自らつくる。その歩みは、チューダーが掲げる「Born To Dare」にも通じます。 着用するのは、「ブラックベイ 54 “ラグーンブルー”」。砂を思わせる繊細な質感の文字盤を、鏡面仕上げのベゼルが引き立てます。ダークなサウンドに、澄んだ青。その取り合わせにも、彼女のプレイを思わせるしなやかさを感じます。 ケース径は37mmと小ぶりながら、200m防水を備えた本格派。涼しげな表情に惹かれたら、ダイバーズウォッチとしての確かなつくりにも目を向けて


冥丁、一夜限りの公演「時沁(SHIMI)」をGASBON METABOLISMで開催
10月24日、山梨・北杜のGASBON METABOLISMにて、アーティスト・冥丁による一夜限りの公演「時沁(SHIMI)」が開催される。 今回の公演では、冥丁の演奏から生まれる音の振動を水面の波紋へと変換し、さらに光へとつなげる空間演出を展開。鉄の錆で染めた布も用いながら、音楽、光、染色、空間表現を組み合わせ、この場所ならではの体験をつくり出す。 広島・尾道出身、京都在住の冥丁は、日本に漂う、誰もが感じながらも言葉では捉えきれない繊細な感覚を「失日本」と名付け、独自の音楽表現を追求してきたアーティスト。現代的なサウンドテクニックと、日本古来の印象を融合させたコンセプチュアルな作品で知られる。 『怪談』『小町』『古風(Part I, II, III)』からなる三部作シリーズを発表し、その表現は海外の音楽メディアからも注目を集めている。作品制作に加え、国内外での公演や音楽フェスティバルへの出演、ヨーロッパやアジアでのツアーなど、活動の幅を広げてきた。 近年は、寺院や文化財、歴史的建造物など、音楽を取り巻く空間そのものにも表現の場を広げている。音だ


HUF、Winter 2026コレクションを発表
スケートボードとストリートカルチャーをルーツに持つHUFから、Winter 2026コレクションが登場。寒さや険しい地形、日が早く暮れる冬の環境から着想を得た今シーズンは、ヘビーウェイト素材や無骨なディテール、レイヤードを軸に、タフな冬のスタイルを提案する。インクブルー、フォレストグリーン、ウォッシュドグレー、ナチュラルカラーを基調に、機能性とグラフィックの存在感を掛け合わせたコレクションだ。 シーズンの主役となる「Silverado Jacket」は、クラシックなレザーシルエットをHUFらしく再構築した一着。ウォッシュ加工を施したフェイクレザーにキルティングタフタのライニングを組み合わせ、ウエスタンスタイルのヨークやネイルヘッドスタッズ、メタルパーツを配置した。ヴィンテージウェアの風格とストリートのタフなムードが交差する、存在感のある仕上がりとなっている。 キルティングライナーやコーデュロイアウター、高密度のハイパイルフリース、ヘビーウェイトニットなど、冬のレイヤードを支えるアイテムも充実。パンツでは、フェード加工を施した「Cromer Fad


24時間365日イーノの音楽が流れ続ける「The Station」がYouTubeで配信開始
The Station / Brian Eno ブライアン・イーノの映像と音楽をノンストップで楽しめる「The Station」の配信がスタート。「The Station」は、コーチェラ・フェスティバルの開催に合わせてローンチされたYouTubeの新機能「YouTube Stations」を活用したライブストリーム。アーティストやクリエイターの動画をプレイリストとしてまとめ、そこから生成されたコンテンツが24時間365日、途切れることなく流れ続ける。 ジェネラティブ・ミュージックやアンビエント・ミュージックの先駆者であるブライアン・イーノは、まさにこの新たな視聴体験と高い親和性を持つアーティストといえる。実際、「The Station」には早くも世界各地のファンから多くの反響が寄せられており、イーノの音楽を日常のBGMとして楽しむ新たなリスナーも生まれている。 https://www.youtube.com/watch?v=NR62unp57bk そして、ブライアン・イーノ自身が1988年に芸術的世界観を追求する場として設立した伝説のレーベル〈O


自由で、楽しくて、少し不格好で、人間らしいアメリカン・アウトドアの精神。
CHUMS の原点が蘇る「HelloWear from Chums」が待望の復刻 アウトドア・カジュアルブランド〈CHUMS(チャムス)〉から不朽の名作である「ハリケーントップ」の40 周年を記念して、〈CHUMS〉 初のアパレルラインとしてスタートした「HelloWear from Chums(以下、ハローウェア)」が復刻された。 広大な砂漠地帯と壮大な峡谷を擁するアメリカ・ユタ州。その峡谷を縫うように流れる、いく筋もの川には川下りを楽しむ多くのアウトドアマンが訪れる場所。思いきり遊んだあとの彼らが、河原やテントで憩うための着心地のいいリラックスした服を作りたい。それが〈CHUMS〉の思いでありハローウェアの原点となる。 ハローウェアを象徴するモデル「ハリケーントップ」。〈CHUMS〉創業の町、アメリカ・ユタ州ハリケーンの名を冠したトップスは、それまでのスウェットとラガーシャツを融合させた斬新なアイデアが当時画期的であった。ヘンリーネックと裾リブをボディと同素材&同じ寸法にすることで着脱しやすく、“ずり上がらない”といった実用性はリバーガイドだ


⻑く愛⽤できるものづくりへの揺るぎないこだわりをもつ、A.P.C.とBarbour。
パリのシンプリシティと英国のクラフツマンシップを融合した A.P.C.とBarbourのAW26コレクション アウターウェア、デニム、シャツ、アクセサリーまで幅広く揃えた本コレクションは、両ブランドがそれぞれの個性を映し出しながら、両者の間に新たな対話を⽣み出し、ひとつのワードローブとして構成されている。 コレクションの核となるのは、素材、プロポーション、そして実⽤性に根ざしたディテールの融合です。Barbourが培ってきたアウターウェアの専⾨性に、A.P.C.の洗練された現代的なベーシックへのアプローチを掛け合わせることで、ヘリテージとモダニティを、エフォートレスな感覚で調和させたコレクション。 ⻑く愛⽤できるものづくりへの揺るぎないこだわりをもつ、A.P.C.とBarbour。時を重ねることでその⼈だけの表情や個性が⽣まれ、実⽤性と洗練を兼ね備えた本コレクションは、2⼀部のアー・ぺー・セーストア、アー・ぺー・セー公式オンラインストア、バブアー直営ストアおよびバブアー公式オンラインストアにて。 お問い合わせ先: アー・ペー・セー カスタマーサー


捨てられるはずだった服や生地から、何をつくるか「VOICE OF EARTH」
つくり直すのではなく、受け継ぐ。 東京タワーのTOWER GALLERYで開催されている「VOICE OF EARTH展」。静かな照明に包まれた会場には、かつて誰かが身につけていた衣服と、そこから生まれた新しいプロダクトが並んでいる。世界の舞台で戦ったアスリートのユニフォーム。ステージを彩った衣装。ものづくりの過程で生まれた余り生地。それぞれに異なる時間を過ごしてきた素材が、ここでは新たな役割を与えられている。 このプロジェクトを手がけるのは、ファッションブランド「TATRAS(タトラス)」の創業者であり、現在はSEEKER CREATIVE STUDIOの代表を務める坂尾正中氏だ。長年ファッションの世界でものづくりに携わってきた坂尾氏が、新たに立ち上げたブランド「SUBJECT.」。その出発点にあるのは、まだ価値のある素材が捨てられていくことへの疑問だった。その役目を終えたものにはまだ可能性がある。その可能性を見いだし、新たな価値を与えること。坂尾氏は、そんな思いをSUBJECT.というブランドに込めている。 そして、そのものづくりを支えるのが


時と音、ちょっと寄り道。
時計の〈シチズン〉と、楽器の〈ヤマハ〉。両社のデザイナーが、暮らしのなかの「リズム」を一緒に探りました。その発見をかたちにした展覧会「FIND RHYTHM」が、10月30日(金)から池尻のHOME/WORK VILLAGEで始まります。 シチズン「Cocoro Rhythm」 2024年から交流を続けてきた両社。揺れたり、響いたり、繰り返したり。今回は機能や精度から少し離れて、身近な現象の楽しさに目を向けた試作品が並びます。 ヤマハ「Paper Cup Horse」 会場には、それぞれの視点でかたちにした作品が並びます。10月30日と31日には、参加デザイナーによるギャラリーツアーも。どこから思いついたのか、何を試したのか。つくった人に聞いてみるのも、楽しそうです。秋の散歩がてら、時と音のちょっと不思議な関係をのぞいてみてください。 シチズン×ヤマハ デザイン展「FIND RHYTHM」 会期:2026年10月30日(金)〜11月8日(日) 会場:HOME/WORK VILLAGE 2階スペース+MIDORI.so Ikejiri ギャラリー(


ラルフズ コーヒーから、キャンパー姿のポロベアと出かける、ワクワク詰まった「ミニブラウニー」ギフトボックス
RALPH LAUREN COFFEE GIFT BOX アメリカのアパレルブランド「ラルフ ローレン」が運営するコーヒーショップ〈ラルフズ コーヒー〉が、2026年10月13日(火)より、今年のホリデーを祝した特別なギフトとして、大好評のブラウニーケースがキャンパー ヴァンを模したチャーミングなギフトボックスとなった「ラルフズ コーヒー キャンパー ヴァン」を数量限定で発売。 毎年人気の高いラルフズ コーヒーのブラウニーケースが、今年はホリデーシーズンを彩るレトロで愛らしいキャンパー ヴァン型のスペシャルデザインで登場。象徴的なグリーンとシルバーを基調としたケースには、サイドのオーニングやチェアなど細部までこだわりが詰まっていて、インテリアとしても飾っておきたくなる存在感抜群の仕上がり。 さらに、ラルフ ローレンのバリスタからインスピレーションを得たポロベアが、キャップやブルゾンをあわせたカジュアルスタイルのフィギュアとして付属。ヴァンと並べて飾ることで、自宅でいつでもホリデーのワクワク感を楽しめる。 大切な人と過ごすひとときに添えるギフト


過去と未来の象徴的なデザインを再構築し、新たな可能性を切り拓く。
SATISFY x OAKLEY CHAPTER 008 ランニングカルチャーから独自の存在感を放つ〈SATISFY|サティスファイ〉と、アイウェアの革新を続ける〈Oakley|オークリー〉によるパートナーシップから、最新コレクション「Equipment for our World」第8章が登場する。 2023年から続く両ブランドのコラボレーション。今回は、Oakleyのデザイン史において対照的な位置にある2つのアイウェア、「Scar」と「Suture Jacket」を軸に、アパレルまで含めたコレクションを展開する。今回のキーワードとなるのは、ベンチレーション。刻々と変化する環境の中でもクリアな視界と通気性を確保する、精密な機能設計が各プロダクトに落とし込まれている。 ——— 過去から蘇る「Scar」 コレクションの幕開けを飾るのは、「SATISFY × Oakley Scar」。2001年に登場したScarは、Oakley初の異素材を組み合わせたフレームとして誕生したモデル。JacketやX-Metalシリーズからインスピレーションを得た、彫刻


ロロ・ピアーナ、ニットウェアの新たな拠点をゲンメに
素材から完成品まで、職人技の未来をつなぐ場所 イタリア・ピエモンテ州ゲンメに、ロロ・ピアーナの新たな製造拠点「ロロ・ピアーナ・ゲンメ」が誕生した。糸から完成品まで、フルファッション・ニットウェアの生産サイクルを一か所に集約した、8,000平方メートルを超える新施設。研究開発から編み立て、縫製、仕上げ、洗浄、アイロンがけまで、ニットウェアが形になるまでの工程を包括している。1990年代以降では初となるロロ・ピアーナの新しい製造拠点であり、完成までに費やされた時間は約3年。ここではカシミヤ、ベビーカシミヤ、ビキューナ、メリノウール、ペコラ・ネラ®など、メゾンを代表する素材から生まれた糸が、最終的なニットウェアへと姿を変えていく。 ゲンメという場所が選ばれたことにも理由がある。この地域は長くテキスタイル産業と深く結びついてきた土地であり、ロロ・ピアーナにとっても歴史的に重要な場所だ。1987年に取得したこの敷地は、かつて製紙工場、そして100年以上にわたり綿紡績工場として使われていた。その後、ロロ・ピアーナの梳毛紡績工場「フィラトゥーラ・ペッティナータ


都市と畑、その間にあるもの。
JA京都市 × KEIMEN「Roots Run Deeper」 一見すると、意外な組み合わせに思えるかもしれないJA京都市と〈KEIMEN〉。けれど、これまでそれぞれが考えてきたことを重ねてみると、そこには思いのほか多くの共通点があった。 きっかけとなったのは、JA京都市の榎本さんとの出会い。KEIMENのPodcast「緑の親指」を聴いたことから共感が生まれ、京都市動物園から出るゾウのUNCO堆肥を運ぶなど、少しずつ交流を重ねてきた。〈KEIMEN〉は、都市と畑を行き来しながら、農をもっと自由に楽しむための服やギアをつくってきたブランド。一方、JA京都市が向き合っているのもまた、「都市と畑」という関係だ。 京都の街を歩いていると、ビルや住宅のすぐそばに畑がある。そこで育てられているのは、九条ねぎや賀茂なすをはじめとする、長い時間をかけて受け継がれてきた京野菜。都市の中にある農地を守ること。そして、そこに根づいてきた文化や人とのつながりを、どう次の時代へつないでいくのか。立場や方法は違っても、「都市の中で、農のある暮らしをもっと身近に楽しんでほ
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